オフィスなどでパソコンを利用していると、誰か別の人がパソコンを利用しようとすることもあるだろう。こんな時、もし重要な作業の途中だったらどうだろうか?不用意にファイルを変更されたり、削除されたりしたらとても困る。そんな時ののセキュリティー機能として、Windows98にはパスワード機能がついている。
ではその機能を紹介しよう。

まず、コントロールパネルから鍵型の「パスワードアイコン」を指定し、ここで設定することができる。このパスワードはWindows98にログオンするためのパスワードであり、さらにスクリーンセーバーを解除するため、またはネットワークにログオンするためのパスワードで、いずれも共通のものを設定することもできる。

パスワードが設定されていると、正しくそのパスワードを入力しないかぎり、スクリーンセーバーだって解除されない。よくパソコンショップでこのスクリーンセーバーの画面にパスワード入力ウィンドウが表示されているのを見かけるが、これではマシンを動かすことができず、不親切なのだがWindows98のこんな機能を知らないのだろう。

ところがではこのパスワードを忘れてしまったら??心配いらない。Windows98のパスワード機能は実に脆弱なものなのだ。

まず、Windows98を終了しよう。Windows98へのログオンパスワードを忘れてしまった場合は、『スタート』メニューから『Windowsの終了』を選べばいい。スクリーンセーバーのパスワードを忘れてしまった時は、『Ctrl』『Alt』『Delete』キーを同時に押し、強制終了させる。

Windows98を終了したら、Windowsフォルダに移動して、拡張子が「.PWL」となっているファイルを探し、これを削除してしまおう。

次にWindowsフォルダにあるSystem.iniファイルを開く。このSystem.iniファイルはテキストファイルだから、DOS上で利用できるエディタソフト(WindowsのCommandフォルダ中に、EDIT.EXEというプログラムが入っている。これはDOS上のエディタ。Windows付属というより、DOS付属のテキストエディタソフト)などを利用して読み込むといい。ファイルを読み込んだら、『PasswordLists』セクションを探す。ここに次のような記述があるはずだ。

『PasswordLists』
KAZUMI TAKEI=C:¥Windows¥KAZUMITA.PWL


これがWindows98へのログオンパスワードファイルの指定だ。この行を無効にする。この行を削除してしまてもいいし、行の先端「;」(セミコロン)記号を入れてコメントアウトしておいてもいい。これだけでパスワード機能は初期化されてしまうにである。

さらに万全を期すなら、コントロールパネルの「パスワードアイコン」をダブルクリックし「パスワードのプロバティ」ダイアルボックスの「ユーザー別の設定」画面で、「このコンピューターでは、全てのユーザーが同じ基本設定とディスクトップ設定を使う(U)」にチェックマークを入れておく、これで万全だ。

ここまで設定したらWindows98を再起動する。
すると最初に何も記憶されてないパスワード入力ウィンドゥがあらわれたはず。

ここで「ユーザー名」だけを入力し、パスワード欄には何も記述せずに「OK」ボタンを押す。

実はWindows98では、何も入力されないパスワードはユーザーに入力を求められないようになっている。つまり、パスワード機能の無効化だ。パスワードを忘れてしまった時などに使い、他人のパソコン不用意に使用しようという人に対する防御になる。